【検証】MATIF FX詐欺の疑い｜実在しない取引所名で信用偽装

このような被害が急速に拡大しており、「必ず儲かる」という甘い言葉に騙された投資家から悲痛な声が上がっています。

詳しく調査してみると、MATIFは過去に実在したフランス先物取引所の名称を悪用し、運営会社、ライセンス情報、連絡先などの基本的な情報を一切公開せず、サイト内では「OkyBank」という別名称が表示されるという不可解な実態が浮かび上がりました。

本記事では、MATIFの危険性について詳細な検証結果をお伝えします。

調査の結果を先にお伝えすると、MATIFはFX詐欺である可能性が極めて高いという結論に至りました。

それでは、調査で判明した事実を順番に解説していきます。

FX詐欺の疑いがあるMATIFの正体

ここでは、MATIFがどのような組織によって運営されているのか詳しく分析します。

MATIFは実在しない取引所の名称を悪用した詐欺サイト

MATIFの公式サイトを詳細に分析した結果、金融サービスとして必要な情報がことごとく欠落していることが判明しました。

項目	内容
名称	MATIF（サイト内表記：OkyBank）
URL	https://matifinvest.net/h5/#/
運営会社	不明
会社登録国/地域	不明
所在地	不明
代表者名	不明
メールアドレス	不明
電話番号	不明
ライセンス	不明

最も重要なのは、「MATIF」という名称が過去に実在したフランスの先物取引所（Marché à Terme International de France）に由来する点です。

この取引所は2000年にユーロネクストへ統合され、現在は存在しません。

詐欺業者が、かつて実在した金融機関名を流用して信頼性を装うのは典型的な手口です。

複数の類似URLを使い、投資家に本物の取引所と誤認させる狙いがあります。

さらに、サイト内で「MATIF」ではなく「OkyBank」と表記されている点も矛盾しており、信頼性を根本から疑わせる重大な要素です。

機能不全のカスタマーサービス

MATIFの問い合わせボタンをクリックすると、「オンラインカスタマーサービス」と「LINE」の2種類が表示されますが、どちらも機能していません。

オンラインチャットは画面が崩れており、文字入力も不可能です。

これは、実際のサポートを装った偽装機能と考えられます。

一方、LINEはQRコードが表示されるだけで、連絡先の信頼性は確認できません。

日本語の不自然さや、個人情報管理機能がない点からも、運営の実態がない危険な構造といえます。

MATIFの金融ライセンス保有状況を検証

FX取引プラットフォームの信頼性を判断する上で、適切なライセンスの保有は必須条件です。

MATIFのライセンス状況について詳しく調査しました。

日本の規制当局への登録状況

金融庁の登録業者リストを確認しましたが、MATIFの名前は一切掲載されていませんでした。

日本で合法的にFX業務を営むには、金融庁の厳格な審査を通過する必要があります。

無登録での営業は違法行為であり、利用者は金融商品取引法による保護を一切受けられません。

海外ライセンスの実態が不明

MATIFの公式サイトでは、取引所が持つライセンスに言及している内容が一切見つかりません。

通常、海外で営業許可を得ている業者であれば、その信頼性をアピールするために必ずライセンス情報を公開します。

しかし、MATIFについては、どの国の金融規制当局からもライセンスを取得している形跡がありません。

日本国内でのライセンスはおろか、運営国での規制情報も不明というのは極めてリスクの高い状況です。

第三者機関での評価

金融業者の情報を網羅的に収集している「WikiFX」では、MATIFの情報自体が存在しませんでした。

WikiFXは、ライセンスを持たない業者であっても「ノンライセンス」として情報を掲載していますが、MATIFについては検索結果すら表示されない状況です。

これは極めて異常であり、運営実態が全く不明であることを示しています。

MATIFのドメイン情報から見える運営実態

ウェブサイトの素性を探る上で、ドメイン登録データは貴重な手がかりとなります。

MATIFのドメインを技術的に分析した結果を報告します。

運営者情報の透明性

項目	内容
ドメイン文字列	matifinvest.net
ドメイン登録日	2025年3月12日
レジストラ	NAMECHEAP INC（IANA ID: 1068）
登録国	アイスランド（IS：Reykjavik、Privacy保護代行会社名義）
登録者情報	完全匿名（Withheld for Privacy ehf によって匿名化）

matifinvest.netのWHOIS情報を分析すると、詐欺的な構造を強く疑わせる点が複数確認されます。

まず、このドメインは2025年3月に取得されたばかりで、開設からわずか数か月しか経っていません。

また、登録者情報は「Withheld for Privacy ehf」という匿名化サービスを利用しており、運営者の実態は完全に隠されています。

登録所在地のアイスランド・レイキャビクもこの代行会社の住所であり、実在企業との関連性は確認できません。

不可解な所有権の記載

レジストラにNAMECHEAP INCを使用している点も警戒すべき要素です。

Namecheapは格安ドメインの提供で有名なサービスですが、低コストで匿名性が高いことから、過去に多くの投資詐欺サイトに悪用されてきた実績があります。

これらの特徴は、短期間で資金を集めて姿を消す「出口詐欺」の典型的なパターンと完全に一致。

このようなサイトに個人情報や資金を預けることは絶対に避けるべきです。

MATIFの口コミ・評判では「出金できない」との声あり

MATIFに関する口コミや評判について、各種プラットフォームで調査を行いました。

その結果、深刻な被害報告が複数確認されています。

Yahoo!知恵袋での相談事例

Yahoo!知恵袋では、以下のような口コミが確認されています。

c156160e5さん

2025/6/25 11:58

1回答

※注意喚起※
MATIFによる投資は詐欺です。フランス先物取引所はすでに存在しません。Euro nextに統合されています。 オンラインチャットサポートは日本語のおかしいサポートで役に立ちません。
解約などができるような個人アカウントページもありません。

URLはいくつもありますが、どれも詐欺です。
ネット検索すると証言会社の資料リンクや過去のフランス先物取引取引所のwikiが出て信用しがちですが、詐欺です。

https://www.fundglomatif.com/#/
https://www.matifinvestinternational.com/#/
など多数

質問の体を取る必要があるので、質問します。
このような怪しいサイトを検索した時にトップに詐欺サイトであることが表示されるためにはどうしたらいいでしょうか？
回答を求めているわけではないのですが…よろしくお願いします。

引用元；Yahoo!知恵袋

SNSでの情報

X（旧Twitter）では、MATIFに関する具体的な投稿は見つかりませんでした。

詐欺相談なびでの口コミ

詐欺相談なびでは、以下のような口コミが確認されています。

25/05/16 13:55:07

MATIF取引所から出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら詐欺の取引所だと疑ってください。リスクが高い取引所と指摘されています突然連絡が取れなくなり、サイトも閉鎖されることが多いです。

25/05/15 14:44:13

【MATIF】matifinvest.netはFX仮想通貨投資詐欺の危険性が高い取引所！
MATIF取引所は作られたばかりのサイトであることや、リスクが高い取引所と指摘されていますし詐欺グループはサイトを作っては短い期間で資金を騙し取り逃げるということを繰り返しています。

25/05/15 14:38:27

MATIFのような詐欺的な取引所に注意を払い、冷静な判断で自分の資産を守りましょう。異常に高い利益を約束する: 高利回りを約束する投資は詐欺の可能性が高いため、注意が必要です。最終的には出金ができなくなるなどのトラブルが発生します。

引用元：詐欺相談なび

詐欺被害ジャパンでの口コミ

詐欺被害ジャパンでは、以下のような口コミが確認されています。

25/08/07 15:51:51

onlinmatif.com～MATIF～取引所は詐欺の取引所の可能性が高いと思われます！
SNSやマッチングアプリで知り合った人物から必ず儲かる・将来の2人の資金を稼ごうなど話を持ちかけられます。

甘い言葉に騙されないで
最初は少ない金額で運用させて利益を上げさせて実際に出金もさせて信用させてそこからが詐欺師が高額な取引を甘い言葉で持ちかけてきてシステム上では利益が上がっているように見せられます。

25/08/08 22:42:55

onlinmatif.com～MATIF～取引所から出金の手続きをしようとすると先に税金（手数料）が必要だとかハッキング・マネーロンダリングの疑いが持たれているなど更にお金を送金を送るように指示をされますが全て嘘の話ですのでご注意してください！

25/09/22 14:31:57

onlinmatif.com取引所は作られたばかりのサイトです。

最初は少額、無料で取引をさせて更に利益をその中で出金をさせて信用させてきます。

怪しいと思ったらすぐ相談してくださいそうすれば被害に遭うことはないかと思います。

引用元：詐欺被害ジャパン

これらの証言から、MATIFは出金拒否や不当な手数料といった、詐欺取引所に典型的な手口を用いていることが明らかです。

また、「MATIFは危ない取引所」「MATIF詐欺！」など複数の警告が発せられており、危険度の高さがうかがえます。

報告されている被害パターンをまとめました。

これらの具体的な口コミ情報からも分かるように、MATIFは典型的なFX詐欺の特徴を持っており、絶対に利用を避けるべき危険なサイトです。

MATIFのトラブルに巻き込まれた場合の対応策・相談先

MATIFでトラブルに遭遇した場合、どのような対処法があるのか詳しく解説します。

最初の出金成功に安心して高額投資してしまった方も、まだ諦める必要はありません。

警察相談における現実的な障壁

MATIFの被害を警察に相談する場合、いくつかの障壁があります。

運営実態が全く不明で、実在しない取引所の名称を悪用している状況では、捜査の糸口をつかむことが極めて困難です。

実態が完全に詐欺であると証明する資料を作成するのは非常に難しく、一般の方がご自身で対応するハードルは相当高いと言えます。

法律事務所利用時の実際の制約

弁護士への依頼も選択肢の一つですが、MATIFのようなケースでは大きな制約があります。

最大の問題は、訴訟相手の特定が困難なことです。

仮に海外での訴訟となれば、莫大な費用と時間がかかり、被害額を上回る可能性もあります。

FX取引の技術的側面に精通した弁護士も、限られているのが現状です。

早期対応と証拠保全の重要性

被害回復のためには、以下の証拠を速やかに保全することが重要です。

ドメイン登録から数年経過していても、突然サイトが消える可能性は常にあります。

証拠が消える前に、できる限り多くの情報を保存しておくことが肝心です。

専門調査会社への相談が最も効果的

MATIFのような複雑な詐欺案件では、専門的な調査技術を持つ調査会社への相談が最も現実的な選択肢となります。

専門調査会社は、偽の住所や著名人悪用といった詐欺サイトの調査経験を豊富に持っています。

過去に実在した金融機関の名称を流用する手法、完全匿名化された運営構造、意図的に機能不全にされたサイト設計など、MATIF特有の手口から運営グループの特定につながる手がかりを見つけ出すことが可能。

特に重要なのは、調査会社が作成する「被害証明書類」です。

これにより、警察や弁護士への相談がスムーズに進み、被害回復の可能性が格段に向上します。

無料の一次調査では、あなたの被害状況を詳しく分析し、返金可能性を専門的に診断してもらえますよ。

MATIFのFX詐欺について調査してみた結論

MATIFについて徹底的に調査した結果、以下の危険な実態が明らかになりました。

これらの証拠は、MATIFが計画的な詐欺サイトである可能性を強く示しています。

特に実在しない金融機関の名称を悪用した信用偽装と、サイト内での名称不一致、意図的に機能不全にされたサイト設計は、その悪質性を裏付ける決定的な証拠と言えるでしょう。

しかし、被害に遭われた方も希望を捨てる必要はありません。

専門調査会社の技術により、複雑な国際詐欺案件でも資金回収への道筋をつけることが可能です。

無料診断を活用し、専門家の力を借りて大切な資産を取り戻す第一歩を踏み出してください。

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