
GleneagleでFX投資を始めたら、最初は少額の出金が問題なく通ったのに、高額投資した途端に「税金や手数料の先払い」を要求され、最終的にサポートと連絡が取れなくなった。
このような被害が急速に拡大しており、「必ず儲かる」という甘い言葉に騙された投資家から悲痛な声が上がっています。
詳しく調査してみると、Gleneagleはオーストラリアに実在する正規のFX取引所と全く同じ名称を使用したクローンサイトであり、ライセンス情報や利用規約が一切存在せず、ドメイン登録国には実在しない「南極」が記載されるという不可解な実態が浮かび上がりました。
本記事では、Gleneagleの危険性について詳細な検証結果をお伝えします。
それでは、調査で判明した事実を順番に解説していきます。


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この記事の監修者
安田 健司
情報セキュリティ・詐欺検証専門家
情報セキュリティ分野で10年以上の実務経験を持つ専門家。300件以上の詐欺案件を検証・分析し、消費者の皆様を詐欺被害から守る活動を続けています。最新のセキュリティ技術動向も調査し、実務に基づいた現実的なアドバイスを提供しています。
FX詐欺の疑いがあるGleneagleの正体
ここでは、Gleneagleがどのような組織によって運営されているのか詳しく分析します。
必要情報の完全隠蔽と運営実態の不透明性
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | Gleneagle |
URL | https://gleneaglemarkets.com/jap/index1.html |
運営会社 | 不明 |
会社登録国/地域 | 香港 |
所在地 | FLAT/RM B5/F GAYLORD COMMERCIAL |
代表者名 | 不明 |
メールアドレス | support@gleneaglemarkets.com |
電話番号 | 不明 |
ライセンス | 不明 |
Gleneagleは香港に拠点があると主張していますが、記載されている所在地「FLAT/RM B5/F GAYLORD COMMERCIAL」は詳細が不明で、実在性を確認することができません。
香港の金融規制当局のデータベースで、Gleneagleの名前を確認することもできませんでした。
Gleneagleは正規取引所名を騙るクローンサイト
Gleneagleという名称を詳細に調査すると、オーストラリアにライセンスを持つ正規の取引所が実在することが確認されました。
今回調査しているGleneagleは、この正規の取引所の名前を意図的に利用し、クローンサイトのような形で運営されている可能性が極めて高いと考えられます。
これは、正規の知名度と信頼性を悪用して投資家を欺く典型的な詐欺の手口です。
投資家が「Gleneagle」という名前を検索した際に正規業者の良い評判を見つけ、安心して資金を預けてしまうことを狙った極めて巧妙な信用偽装手法と言えるでしょう。
Gleneagleの金融ライセンス保有状況を検証
FX取引プラットフォームの信頼性を判断する上で、適切なライセンスの保有は必須条件です。
Gleneagleのライセンス状況について詳しく調査しました。
日本の規制当局への登録状況
金融庁の登録業者リストを確認しましたが、Gleneagleの名前は一切掲載されていませんでした。
無登録での営業は違法行為であり、利用者は金融商品取引法による保護を一切受けられません。
海外ライセンスの実態が不明
Gleneagleの公式サイトでは、取引所が持つライセンスに言及している内容が一切見つかりません。
通常、海外で営業許可を得ている業者であれば、その信頼性をアピールするために必ずライセンス情報を公開します。
しかし、Gleneagleについては、どの国の金融規制当局からもライセンスを取得している形跡がありません。
日本国内でのライセンスはおろか、運営国での規制情報も不明というのは極めてリスクの高い状況です。
第三者機関での評価
世界中の金融業者情報を網羅する「WikiFX」では、Gleneagleに対して以下のような極めて厳しい評価を下しています。


- スコア:1.21(極めて低い)
- ライセンス状況:ノンライセンス
- リスク警告:「疑わしいライセンス」「評価が低すぎる」「利用しないでください」
この評価は、Gleneagleが信頼できる取引所ではないことを明確に示しています。


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Gleneagleのドメイン情報から見える運営実態
ウェブサイトの素性を探る上で、ドメイン登録データは貴重な手がかりとなります。
Gleneagleのドメインを技術的に分析した結果を報告します。
運営者情報の透明性
項目 | 内容 |
---|---|
ドメイン文字列 | gleneaglemarkets.com |
ドメイン登録日 | 2024年10月8日 |
レジストラ | Gname.com Pte. Ltd.(IANA ID: 1923) |
登録国 | AQ(南極)と記載 |
登録者情報 | 完全匿名(プライバシー保護により非公開・rdap.gname.com経由) |
GLENEAGLEMARKETS.COMは、2024年10月8日に登録された極めて新しいドメインです。
金融サービスとしては運営期間が短く、実績や信頼性は確認できません。
また、レジストラ「Gname.com Pte. Ltd.」は、匿名取得が容易で詐欺サイトでの悪用事例が多い業者として知られており、これらの特徴は、短期間で資金を集めて消える「出口詐欺」の典型構造と一致します。
実在しない国コードによる偽装工作
最も衝撃的な発見は、WHOIS情報で登録者の所在国が「AQ(南極)」と設定されていることです。
これは実在しない国コードであり、ドメインの実態を隠すための明確な偽装と考えられます。
この明らかに虚偽の情報を記載していることは、運営者が意図的に追跡を困難にし、法的責任を逃れようとしている証拠です。
正規の事業者であれば、実在する国や地域を正確に記載するのが当然であり、このような偽装を行う理由は全くありません。


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Gleneagleの口コミ・評判では「出金できない」との声あり
Gleneagleに関する口コミや評判について、各種プラットフォームで調査を行いました。
その結果、深刻な被害報告が複数確認されています。
Yahoo!知恵袋での相談事例
Yahoo!知恵袋では、Gleneagle自体の相談はまだ確認できませんでした。
ただし、類似の手口による被害報告は増加傾向にあります。
SNSでの情報
X(旧Twitter)でも、Gleneagleに関する具体的な投稿は見つかりませんでした。
詐欺相談なびでの口コミ
詐欺相談なびでは、以下のような口コミが確認されています。
25/05/30 13:47:54
Gleneagleは、高利回りの投資商品や取引のチャンスを提供するとして、多くの人を引き寄せます。投資後に利益が出ても、資金の引き出しができなくなるという事例が多く報告されています。必ず儲かるは危険!
25/05/01 15:30:24
「gleneaglemarkets.com【Gleneagle】」などに投資してしまった場合は、以下の対応を速やかに行ってください。
銀行やカード会社に連絡: 取引を一時停止し、不正な取引について報告しましょう。場合によっては返金手続きが可能です。
25/05/01 15:29:43
gleneaglemarkets.com【Gleneagle】取引所から出金の手続きをしようとすると先に税金(手数料)が必要だとかハッキング・マネーロンダリングの疑いが持たれているなど更にお金を送金を送るように指示をされますが全て嘘の話ですのでご注意してください!
25/04/29 23:12:38
【Gleneagle】gleneaglemarkets.comはFX投資詐欺!?
Gleneagle取引所を仲介した紹介者は2人で一緒に将来の資金を稼ごう!必ず儲かる!出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら危険だと思ってください。怪しいと思ったら相談を!
最初は少額、無料で取引をさせて更に利益をその中で出金をさせて信用させてきます。始め出金できたから大丈夫というのは危険です!
25/04/28 20:34:32
仮想通貨詐欺Gleneagle 【gleneaglemarkets.com】出金・返金
引用元:詐欺相談なび
詐欺被害ジャパンでの口コミ
詐欺被害ジャパンでは、以下のような口コミが確認されています。
25/04/28 20:34:22
FX投資詐欺
gleneaglemarkets.com【Gleneagle】
返金・出金できない
25/05/01 15:26:13
gleneaglemarkets.com【Gleneagle】取引所から出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら詐欺の取引所だと疑ってください。
詐欺師は資金を騙し取るために焦らして早く送金をするよう指示してきますが注意してください!
25/05/01 15:29:20
gleneaglemarkets.com【Gleneagle】取引所から出金の手続きをしようとすると先に税金(手数料)が必要だとかハッキング・マネーロンダリングの疑いが持たれているなど更にお金を送金を送るように指示をされますが全て嘘の話ですのでご注意してください!
25/05/30 13:47:38
Gleneagleは、高利回りの投資商品や取引のチャンスを提供するとして、多くの人を引き寄せます。
投資後に利益が出ても、資金の引き出しができなくなるという事例が多く報告されています。
必ず儲かるは危険!
25/06/11 11:55:38
Gleneagle取引所は作られたばかりのサイトであることや、リスクが高い取引所と指摘されています
InstagramやFacebook等の投資広告にも注意が必要です
投資の際には、情報を十分に調べ、信頼性のあるプラットフォームを選びましょう。
引用元:詐欺被害ジャパン
報告されている被害パターンをまとめました。
- SNSやマッチングアプリで「必ず儲かる」「一緒に稼ごう」と勧誘
- 仲介者も詐欺グループの一員である可能性が高い組織的勧誘
- 最初は少額の出金を成功させて信用を獲得
- 信用を得たところで高額投資を促進
- 高額投資後は出金拒否
- 出金時に「税金」「手数料」「ハッキング・マネーロンダリングの疑い」などの名目で追加送金を要求
- 最終的にサポートと連絡が取れなくなる
これらの具体的な口コミ情報からも分かるように、Gleneagleは典型的なFX詐欺の特徴を持っており、絶対に利用を避けるべき危険なサイトです。


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Gleneagleのトラブルに巻き込まれた場合の対応策・相談先
Gleneagleでトラブルに遭遇した場合、どのような対処法があるのか詳しく解説します。
最初の出金成功に安心して高額投資してしまった方も、まだ諦める必要はありません。
警察相談における現実的な障壁
Gleneagleの被害を警察に相談する場合、いくつかの障壁があります。
運営実態が全く不明で、会社名も所在地も不明では、捜査の糸口すらつかめません。
また、運営実態が全く不明で、ドメイン登録国には実在しない「南極」が記載されているような状況では、国際捜査の糸口すらつかめません。
警察は刑事事件として扱いますが、被害金の回収は民事の領域となるため、お金が戻る保証はありません。
法律事務所利用時の実際の制約
弁護士への依頼も選択肢の一つですが、Gleneagleのようなケースでは大きな制約があります。
最大の問題は、訴訟相手の特定が困難なことです。
ドメイン情報も匿名化されており、実在しない国コード(南極)を使用している状況では、法的手続きの対象となる相手を特定することが事実上不可能。
仮に香港を拠点としていると主張していても、その実在性や法的責任を追及することは極めて困難。
クローンサイトや信用操作型詐欺の技術的側面に精通した弁護士も限られているのが現状です。
早期対応と証拠保全の重要性
FX詐欺被害対処法フローチャート
被害回復のためには、以下の証拠を速やかに保全することが重要です。
- 取引画面の全記録(特に初期の出金成功画面)
- 「必ず儲かる」等の勧誘メッセージ
- サポートとのやり取り(連絡が取れなくなる前後)
- 入金記録と送金明細
- SNSやマッチングアプリでの勧誘内容
- 虚偽のライセンス表示画面(特にMSBライセンスの誤用)
クローンサイトという性質上、証拠が突然消失するリスクが非常に高いです。
専門調査会社への相談が最も効果的


Gleneagleのような複雑な詐欺案件では、専門的な調査技術を持つ調査会社への相談が最も現実的な選択肢となります。
専門調査会社が提供する包括的サポート
- FX取引プラットフォームの運営実態と関連組織の詳細調査
- ブロックチェーン技術を活用した送金先の追跡
- 詐欺を立証する証拠資料の収集と法的分析
- 同様被害者の情報収集と被害パターンの解明
- 警察への被害届提出時に必要な証拠資料の作成
- 弁護士による法的手続きをサポートする詳細な調査報告書の提供
- 国際的な返金交渉の戦略提案とサポート
専門調査会社は、「正規業者名を騙るクローンサイト」「初期出金成功後の高額要求」「税金・手数料先払い要求」という特殊な手口の調査経験が豊富です。
正規のGleneagle名を悪用する手口、南極という架空の登録国、機能不全のカスタマーサポートなど、Gleneagle特有の手口から運営グループの特定につながる手がかりを見つけ出すことが可能。
特に重要なのは、調査会社が作成する「被害証明書類」です。
これにより、警察や弁護士への相談がスムーズに進み、被害回復の可能性が格段に向上します。
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GleneagleのFX詐欺について調査してみた結論


Gleneagleについて徹底的に調査した結果、以下の危険な実態が明らかになりました。
- オーストラリアの正規FX取引所「Gleneagle」の名称を騙るクローンサイト
- ドメイン登録情報に実在しない「AQ(南極)」が記載される虚偽表示
- 運営会社、住所、電話番号が全て不明
- 日本・海外ともにライセンス情報が一切なし
- WikiFXスコア1.21で「利用しないでください」と警告
- ドメイン登録から1年未満の新興サイト
- 完全匿名でのドメイン登録による追跡困難な構造
これらの証拠は、Gleneagleが計画的な詐欺サイトである可能性を強く示しています。
特に正規取引所の名称を悪用したクローンサイトの手口、ドメイン情報の偽装(南極国コード)、初期出金による信用操作は、その悪質性を裏付ける決定的な証拠と言えるでしょう。
しかし、被害に遭われた方も希望を捨てる必要はありません。
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